長文だが我慢してくれ!金儲けは大事だから。
SBI FXトレードの漫画にもあったが、金利の異なる通貨を取引・保有した際に発生する2通貨の金利差をスワップといい、金利差によって生じる金利を1日・1万通貨当たりで示したものをスワップポイント(以下SW)という。一般的に、金利の安い通貨で金利の高い通貨を買うと、投資家はSWを受け取れるが、 反対に金利の高い通貨で金利の低い通貨を買うと、金利差はマイナスとなり、SWを支払う事になる。
具体的に言うと、1南アフリカランド(以下ランド)8円のときに8万円で1万ランド(1万通貨=1ロット)を購入するとSWが10~15円程つく。ランドを1000ロット持っていれば1日10,000~15,000円入ってくる。日曜も祝日も雨の日も風の日もだ。毎日寝ててもこれだけ入ってくるのだ。給料と別に1日1万円もあればその辺うろうろするのに充分だ。素晴らしいではないか!
しかし、ちょっと待て。
1ロット=10,000通貨ってことは1000ロットは1000万通貨ってことだから1ランド 8円のときにランド1000ロット買うと言うことは・・・・・・8,000万円!!! そんなもんあるかいな!
と、思うかも知れません。
そしてここからがFXの更に怖いところ。実は買うときは25分の1で買えてしまうのだ。
つまり、80,000,000円÷25=320万円でランドが1000ロット買えてしまい1日10,000~15,000円が入ってくるのだ。
これがレバレッジ25倍の状態である。ランド1000ロットをそのまま8000万円で買えばレバレッジは1だ。
そんなに便利ならどんどん買えるやん。・・・・・・それがそう言うわけにはいかんのよ。FXには鬼も魔物も住んでるから。強制ロスカットされて追い証払わされて破産したやつはようさんおるねん。
強制ロスカット⁉ 追い証⁉ なんか恐そう・・・
そう。 強制ロスカットとは、損失が一定基準に達したとき、証拠金以上の損失を防ぐことを目的に強制的に決済されるルールだ。マーケットの急変時など大きくレートが動いた場合には証拠金を超える損失(いわゆる追い証)が発生するという超恐ろしい場合もある。
SBI FX証券では「口座全体」もしくは、「通貨ペア別」の2通りから選択できるのだが、ここでは「口座全体」のロスカットについて説明しよう。口座全体の証拠金維持率が原則1分毎のロスカット判定により、50%以下になった場合は全ポジションが強制決済される。計算式は次の通りだ。
値動き × 数量 + 累計スワップポイント = 損益評価額
預託金残高+損益評価額- 出金依頼額 = 資産評価額
資産評価額 ÷ 取引必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率
では具体例を2つ示そう。※スワップポイント・出金依頼額は考慮しない。
例1 資産(預託金残高)が1,000円、1ドル=100円の時に250ドルを保有
※取引必要証拠金=[数量] 250×[必要証拠金:1ドル当たり] 4円=1,000円
レバレッジ250×100円÷1000円=25
[値動き] 0円×[数量] 250=[損益評価額] 0円
[預託金残高] 1,000円+[損益評価額] 0円=[資産評価額] 1000円
[資産評価額] 1,000円÷[取引必要証拠金] 1,000円×100=[証拠金維持率] 100%
⇒ 1ドル=100円のとき、証拠金維持率は100%
1ドル=98円に下落すると
[値動き] -2円×[数量] 250=[損益評価額] -500円
[預託金残高] 1,000円-[損益評価額] 500円=[資産評価額] 500円
[資産評価額] 500円÷[取引必要証拠金] 1,000円×100=[証拠金維持率] 50%
⇒ 1ドル=98円のとき、証拠金維持率は50%となり、ロスカットになる。
例2 資産(預託金残高)が1,000円、1ドル=100円の時に200ドルを保有
※取引必要証拠金=[数量] 200×[必要証拠金:1ドル当たり] 4円=800円 レバレッジ200×100円÷1000円=20
[値動き] 0円×[数量] 200=[損益評価額] 0円
[預託金残高] 1,000円-[損益評価額] 0円=[資産評価額] 1,000円
[資産評価額] 1,000円÷[取引必要証拠金] 800円×100=[証拠金維持率] 125%
⇒ 1ドル=100円のとき、証拠金維持率は約125%
1ドル=98円に下落すると
[値動き] -2円×[数量] 200=[損益評価額] -400円
[預託金残高] 1,000円-[損益評価額] 400円=[資産評価額] 600円
[資産評価額] 600円÷[取引必要証拠金] 800円×100=[証拠金維持率] 75%
⇒ 1ドル=98円のとき、証拠金維持率は75%となり、まだ、ロスカットにはならない。
ややこしいし、ロスカットは恐そうだから辞めとこうと思う人も多いと思う。そういう人はする必要はない。
吾輩はFX取扱会社の回し者ではないから勧める気など全くない。
だが強制ロスカットにさえならなければ最終的には必ず儲かるのも事実だ。
では「給料以外に1日1万円儲ける方法」を説明しよう。
まず500万円用意する。100万の予算の場合は単純に5分の1の額として考えていけばよい。
1ランド7円50銭とする。ランドを200ロット(=200万ランド)購入する。200万×7.5円÷500万円=3 このときレバレッジ3の状態である。ロスカットに気をつけてレバレッジは3以下にしておこう。
SWが13円(2018年の平均)とすると13円×200ロット=2,600円/日、78,000円/月、949,000円/年 1年で約95万円も儲かるのだ。年間19%の儲け。それでもって儲かった95万円で更にランドを買い足し毎年19月%ずつ増やしていくと9年半後には資産評価額が2,600万円を超え、所持ランドは1000ロットに達する。SWが13円なら毎日13,000円も入ってくる。分離課税と翌年の市県民税を合わせて約4分の1引かれても1日約10,000円稼ぐことができる。
何や、初めに500万も要るし、結果は10年後? 期待させといてそれかよ!
と思った人は辞めておけ。向いてない。どこの世界に元金も無しですぐに毎日1万も入ってくるモンがあるねん。そんな話があったらそれこそ詐欺じゃ。40歳の誕生日から毎月5万円貯金したら48歳4ヶ月で500万貯まる。それからこの方法を使えば58歳の誕生日には寝てても毎日1万円入る状態になって、老後は安心じゃねーか。
上の例の表現では
資産(預託金残高)が5,000,000円、1ランド=7.5円の時に200通貨の買ポジションを保有
※取引必要証拠金=[数量] 2,000,000×[必要証拠金:1ランド当たり] 0.3円=600,000円
レバレッジ200万×7.5円÷500万円=3
[値動き] 0円×[数量]2,000,000円=[損益評価額] 0円
[預託金残高] 5,000,000円-[損益評価額] 0円=[資産評価額] 5,000,000円
[資産評価額] 5,000,000円÷[取引必要証拠金] 600,000円×100=[証拠金維持率] 833%
1ランド=6円に下落しても
[値動き] -1.5円×[数量]200=[損益評価額] -3,000,000円
[預託金残高]5,000,000円-[損益評価額]3,000,000円=[資産評価額] 2,000,000円
[資産評価額] 2,000,000円÷[取引必要証拠金] 600,000円×100=[証拠金維持率] 333%
⇒ 1ランド=6円のとき、証拠金維持率は333%となり、まだまだロスカットにはならない。
このときのレバレッジは200万×6.0円÷200万=6
しかし、ランド1000ロットということはランドの相場が1円下がれば1,000万円損をすることになるので相場の動きには常に注意を払われよ。SWなんて値動きによる損益に比べれば非常に小さくて、でもいつも微笑んでくれる小さな小さな天使なのだ👼
中国武漢から発した新型コロナ肺炎こと武漢熱が瞬く間に全世界に感染し、世界はリーマンショックを遙かに超える大恐慌に見舞われた。南ア・ランドも暴落し、4月には史上最安値の5円60銭まで下げた。1ロット15円付いていた我らがSWも1ロット3円まで下がり、SWで1日1万円稼ぐ作戦も水の泡に帰した。まさか自分が生きているうちに伝染病が流行り世界恐慌が起きるとは夢にも思わなかった。
SWが12円ぐらいに回復しない限りこの作戦は無理だ。暫くバイバイ👋
4年が経った。トルコリラはコロナ禍中も下げ続け、コロナの明けた令和5年5月を過ぎても更に下げ続けた。そして12月には5円を割り、令和6年3月11日に4円51銭の最安値を付けた。その間、強制ロスカットを避けるため15ロットを売却し、現在85ロットのロングを持っている。損益評価額は-4,256,255円と散々である。1,824,095円のスワップポイントが無ければ終わっていた。・・・しかし・・・吾輩は妙に自信がある。余程脳天気なのかも知れないが、何故がここから挽回するような気がしてならない。次にアップロードするときは、強制ロスカットで終わったという内容か、トルコリラ奇跡の復活!となるかの何れかであろう。乞うご期待!!!